シングルマザーは、育児や仕事の合間をぬいながら婚活していくうえで、さまざまな男性と出会い、再婚について考えていきます。

こうしてシングルマザーとして婚活していくなかで、出会った男性と再婚を意識するか否かはどのようなポイントにかかっているのでしょうか。

シングルマザーの再婚までのハードル、再婚を考える理由、相手の人柄の特徴や、再婚までの重要ポイントについて見てみましょう。

シングルマザーの再婚へのハードル

婚活をしているシングルマザーであれば十分肌で感じていらっしゃるように、シングルマザーの再婚にはいくつかのハードルがあります。

最大の課題は、育児や仕事に追われ、なかなか婚活やデートの時間が取れないことです。ひいては子どものためとはいえ、子どもを預けて婚活やデートに出かけることに罪悪感があって積極的になれなかったり、子どもの体調によってスケジュールが自由にならない難しさもあるでしょう。

また、職場環境や周囲の理解が得られるかどうかも、婚活のしやすさに関係してきます。周りがシングルマザーの苦労を理解し、婚活に協力的だとスムーズにいきやすいですが、批判的な場合はストレスを感じることも多く、婚活や再婚に対して悩む人も出てきます。

そして、前の結婚で傷ついた自分の気持ちをどう修復していくかも、ひとつの課題です。「もうあんな経験はくりかえしたくない」という気持ちから、シングルマザーは再婚に対して強い不安を感じたり、否定的になったりすることもあります。

このように、時間・環境・気持ちの面などで、シングルマザーの再婚には他とはまた違ったハードルがあるのです。

シングルマザーが再婚を決意する理由

このようなハードルはありながらも、大多数のシングルマザーは「できれば再婚したい」という希望を抱いています。

それには以下のような理由や、気持ちの変化が関わってくるようです。

子どものために、お父さんを作ってあげたい

愛する子どもにあたたかい家庭を築いてあげたい、お父さんを作ってあげたいと、シングルマザーなら誰しも願うことがあるでしょう。特に子どもから自分に父親がいないことについて尋ねられたときや、休日に家族連れを多く見かけるときなどに、父親がいたらいいのにと切なく感じることもあります。

育児・仕事を一人で頑張り続けるのに疲れたとき

シングルマザーの日常は、常に戦争状態。育児や仕事をすべて一人で担わなければならず、誰も頼る人がいない大変さ、子どもを守らなければならないというプレッシャーの重さは想像を絶するものです。そんな毎日に疲れたとき、誰かに助けてほしいと願うのは、人間として自然なことでしょう。

過去の傷を癒してくれる相手と巡り合えたとき

それでも最終的に、深く心に残る再婚への不安を乗り越えられるかどうかは、相手との出会いにかかってきます。結婚は、一人ではできないもの。過去の傷や恐怖を癒してくれ、再び結婚生活への希望を持たせてくれる男性と巡り合うことができたとき、再婚が現実的なものになっていくのです。

再婚の決め手は?シングルマザーが再婚相手に選ぶ男性の特徴

では、どんな男性に出会ったとき、シングルマザーは再婚を意識することが多いのでしょうか。実際に再婚した、または再婚を考えたシングルマザーが重視した相手の人柄には、以下のような共通点がありました。

優しく穏やかな男性

シングルマザーのほとんどは、前の結婚で気持ちが大きく傷ついています。なかには前夫からのDV、モラハラ、浮気など、さまざまなことに悩んだ経験がある女性も。そんなシングルマザーの心をあたためてくれる優しく穏やかな男性こそ、シングルマザーの理想の伴侶といえます。男性の見た目や条件を一切見ないわけではありませんが、何よりも優しい人柄が大切というシングルマザーが多いのです。

子ども思いの男性

シングルマザーにとって、この世で一番大切な宝物である子どもを愛してくれことも重要な要素です。子ども好きで、デートのときなども子どもを気遣ってくれたり、子どもとしっかり一緒に遊んでくれるような男性だと愛情も深まります。そんな男性とだったら、家族になりたいと思えるようです。

安心感がある男性

シングルマザーは、前の結婚生活やその後に、精神的・経済的な不安を多く経験しています。再婚するなら、精神的にも経済的にもしっかりしていて安心感がある人がいいと感じるのは当然でしょう。安定していることは、すばらしい魅力なのです。

シングルマザーが再婚する際に考慮すべき事

しかし、すばらしい理想の男性に出会えたからといって、それで終わりではありません。誰も最初から離婚したいと思って結婚する人はいません。特にシングルマザーには、誰もが再婚前にもう一度じっくり考えなければならないポイントがあります。

子どもと再婚相手の相性

再婚相手と子どもとの相性はどうでしょうか。相手が子どもを愛せるかどうかだけではなく、子どもが彼を受け入れ、なつけるかどうかという点も気になると思います。特に、再婚の理由のひとつに子どもにお父さんを作ってあげたい気持ちがあるならなおさらです。再婚相手と子どもが本当の親子になれそうだと感じられるとき、はじめて再婚が現実的なものとなります。

両親と再婚相手との相性

再婚相手は自分がシングルマザーであることや、子どもの存在を受け入れて愛してくれたとしても、相手の親はどうでしょうか。相手の親が古い価値観や偏見を持っていたりすることが、再婚の大きな障害になるケースもあります。子どもを孫として受け入れてくれるのかどうか、せめて直接つらく当たったりすることがないかどうかは、非常に気になるポイントです。

理想の家庭像を共有できるかどうか

そして、再婚相手との将来のポジティブなビジョンを共有できるかどうかも、最終決定に大きく関わってくるでしょう。再婚相手とどのような家庭を築き、どんな人生を歩んでいきたいのか、2人の考えが一致したと感じられるとき、再び結婚生活に希望を抱けるようになり、再婚に対して肯定的に考えられるようになるのです。

まとめ

このように、シングルマザーの再婚は簡単ではなく、さまざまな課題や困難もつきものです。そしてシングルマザーには、守らなければならない子どもがいます。子どもと自分のため、慎重になるのも当然のことでしょう。

しかし、一度結婚のつらさや大変さを味わっているからこそ、シングルマザーは幸せな結婚のありがたみも痛感しているのです。

失うことを知っているからこそ、次の結婚や家庭をより大切にすることができるのではないでしょうか。

今はシングルマザーでも、いつか幸せな再婚をしたい…その気持ちを見失わず、ぜひ婚活を頑張っていきましょう。