外国人との結婚は、多くの日本人にとって未知の世界ではないでしょうか。

今回は、40歳を過ぎて中国人の女性と再婚したバツイチ男性に、外国人と出会った方法や、再婚する際の注意点について聞きました。

外国人とどうやって出会うの?

思い切って海外留学へ

海外留学
趣味のサークルで出会った前妻とは7年間結婚生活を送りました。子どもに恵まれなかったことや、妻の両親との関係がうまくいかず、お互い別々の道を歩むことになりました。

もう2度と結婚なんかしないぞ!と仕事に邁進し、気づいたら40代半ば。

その時ふと、「海外留学をして外国語を勉強したい」という昔からの夢を思い出したんです。

一人身だし、子どももいないし、失う物はないという気持ちでした。向かった先は近年成長著しい中国。

15億人が使用するという中国語を学びに3年前の冬、上海のとある大学で留学生活を始めました。

海外での慣れない海外生活

海外生活
「中国語をマスターするまでは日本に戻らない」と覚悟を決め、留学先では日本人を避けて、なるべく中国語を使う機会を増やすようにしました。

しかし、中国の大学生はとにかく勉強で忙しい。

朝、8時から夜9時まで授業があるということも珍しくなく、土日も課題の作成に追われています。図書館も朝から開館を待つ行列ができるほど。

日本の私立大学文系学部で、のほほんと学生生活を送った自分にとっては驚きでした。

アプリをきっかけに中国人OLと出会う

中国人の女性
そんな訳で、会話練習の相手を探そうにも、大学内ではなかなか見つかりません。

このままでは中国語の発音が全然上達しない と焦り始めた頃、クラスメイトのペルー人が言語学習の相手を探すアプリを教えてくれました。

アプリの中の一覧から日本語を勉強したい中国人を探し、相手が同意すると、アプリを使って文章のやり取り(チャット)ができるというものです。

昔でいう、文通のようなものでしょうか。

そこで見つけた中国人OLとチャットを始めるようになり、自分が送った中国語に間違いがあると、直してもらっていました。

実際に喫茶店で会うことに

喫茶店
言語学習が始まってしばらく経った頃、相手の中国人OLから、一度会って会話練習をしないかという連絡が入りました。

正直、躊躇しました。

アプリでやり取りしている人と会うことに慣れていないせいもありましたし、女性から会おうと言ってくるのにも何か裏があるんじゃないか、積極的過ぎるんじゃないかと不安になってしまったのです

でも結局思い切って会うことにしました。会ったのは相手の女性が指定した喫茶店。

ドキドキしている自分とは対照的に、相手の女性は実に落ち着き払った様子でした。

会っている間、自分は中国語を使い、相手は日本語を使って会話をしました。

これはランゲージエクスチェンジといって、言葉に詰まるとネイティブの相手が正しい言い方を教えてくれる勉強法です。

自分の母語を教える代わりに学習したい言語が学べるので、お互いウィンウィンの関係です。

教師対生徒という関係ではなく、対等の関係で学習ができるため、外国人の友達を作るのにもいい方法です。

友達関係から交際に発展

カップル
その後、数回会って会話練習を続けましたが、次第に困ったことが起きてきました。私が相手の中国人女性を好きになってしまったのです。

好きになったら国境も年齢も関係ないとはよく聞きますが、正に自分がその状態でした。

外国人と交際した人、結婚した人は皆同じ気持ちなのではないかなと思います。思い切って「好きになったので交際したい」と女性に伝えましたが、すごく考えている様子でした。

無理もないと思います。15歳も年の離れている、しかも外国人から告白されたのですから。

でも、交際をOKしてくれました。そして、生まれて初めて外国人と付き合うことになったのです。

外国人と再婚する際の注意点

「例え国が違っても、愛さえあればどんな困難も乗り越えていける」とは、残念ながらいきません。

同じ日本人同士であっても、出身地、年齢など生まれ育った境遇の違いにより衝突することはよくあります。

離婚を経験している自分としては、このことは身に染みて分かっているつもりですが、それでもお互いの違いに驚くことが何度もありました。

食事マナーやデートでの常識が異なる

食事のマナー
例えば食事のマナー。彼女が食事中に片膝を立てて食べているのを見た時は驚きました。

聞いてみると、中国では普通ということ。日本の女性が食事中この姿勢をしたらスケバン上がりじゃないかと一瞬ぎょっとしますが、中国では普通ということで納得しました。

後は、お金を支払う際、中国では基本的に男性が全て払うということにも少しとまどいました。

ただ自分の若い頃はデートの際、男性が全て払うか女性より多めに払うというのが当たり前でしたので、それほど違和感はありませんでした。

今の日本人の若い男性にはきついかもしれません。

上海の物価は想像以上に高く、少し高級な店で食事をしたら2人で日本円にして5000円以上は当たり前という状態です。

留学に当たり、中国にはある程度お金を持って行きましたが、毎回のようにデートの度に5000円以上飛んでいくので、これが続いたら留学費用がなくなってしまうなと心配になったのも事実です。

中国の女性は男性に経済的な安定を強く求めるそうです。

シビアな話ですが、お金がある程度ないと中国人の女性と交際するのは難しいと思います。

また、お互いの母語が違うのでコミュニケーションにも時間がかかりました。

ただ、自分の場合は元々語学が目的で中国に来ましたので、言葉が通じない時も、中国語の表現を調べるのは苦どころか楽しみでさえありました。

外国人と交際する場合、相手の国の言葉に関心があるというのはプラスに働くと思います。

結婚のための持参金が必要なケースがある

交際半年を経て、彼女のご両親にも会い、結婚することを決めました。

プロポーズすると、彼女は同意してくれ、自分は有頂天に! ところがここでまた大きな問題が起きました。

中国では、結婚に先立ち男性側が車と家を用意しないといけないと彼女が言い出したのです。

バツイチ男性
破産する!!

とその時思いました。車は日本円で200万円以上、家は一番安くても4000万円以上(上海の場合)かかります。

聞いてみるとほとんどは親が息子のために買ってあげているとのこと。

でもこれだけの大金を用意できない親も多いことでしょう。

ローンで買うと言ったって頭金は最低500万円必要です。

結果的に条件を満足させる男性が見つからず結婚できない女性も増えているとのことです。

彼女の周りも30歳過ぎの独身女性がたくさんいます。

結納金を相手の両親に支払う

結婚したときは安アパートに住み、2人で頑張ってお金を貯めて将来マイホームを買うのが夢という日本人とは大違いです。

ご両親に対して、「将来日本でマイホームを買う予定なので上海でマンションを買う必要はない」と彼女が説得してくれたので、上海で家を買わなくて済みましたが、結納金のようなお金を彼女の両親に渡しました。

決して安くはない金額です。まさか結婚に際し、こんなにお金がかかるとは思っていなかったので、この点は予想外でした。

今後の資産計画が変わってしまったのも事実です。

日本で約20年働き、ある程度貯金があったので対応できましたが、まとまったお金がなかったら結婚するのは無理だったと思います。

10年前、20年前でしたら中国の物価は日本と比べてかなり低い状態でしたので、日本人が中国で家や車を買うと言ってもそれほど困難ではなかったでしょうが、今の中国の物価上昇は異常なほどです。

なにしろ上海では築30~40年の外観がボロボロのマンションが4000万円もするのですから。

1億円以上するマンションも珍しくありません。と言っても新築ではないので、私の感覚から言ったらこれだけのお金を出して買う価値があるのかというのが正直な感想です。

中国(特に上海などの大都市部)では結婚に際し、男性側にかかる金銭的負担が極端に大きいです。

そのためか、夫が中国人、妻が日本人というカップルは見かけますが、その逆の夫が日本人、妻が中国人というケースは私の周りにはわずかしかいません。

今後中国人との結婚を考えている日本人男性は、結婚する場合、まとまったお金の準備が必要ということを肝に銘じておいた方がよいです。

女性が家事を行うというのは古い考え

料理をする女性
上海でアパートを契約し、いよいよ新婚生活が始まりました。彼女が「私、ほとんど家事ができない。」というので、料理をしたことがあまりないのかなと思っていましたが、よく聞いてみると料理を作ったことが全ないとのこと。

しかも洗濯機も掃除機もアイロンも使ったことがないとの事です。 ご両親に挨拶をした際、「娘には家事をちゃんと教えていないので、何にもできないがよろしく。」と言われ、まさか、御冗談をと思っていましたが、本当に何もできないとは… 

外国人との再婚に対して親戚が不安がる

また、外国人と結婚することに対し、親や親戚が不安を抱える可能性もあります。

自分の場合は、早めに彼女と一緒に日本に行き、親と会わせました。

実際に会うことで、人となりを知り、親も安心したようです。

やはり実際に会うというのは心理的な障害を取り除く上で大きいと感じました。

国際結婚での婚姻届け提出

国際結婚の婚姻届
日本と同様、中国でも役所(結婚登記所)に届けを提出して結婚が成立します。日本と違うのは婚姻届けに保証人名を書く欄がないとのことでしょうか。

また、日本人側は独身証明書という物を取り寄せて一緒に提出しなければなりません。

中国の場合、担当者の前で、宣誓する儀式があります。宣誓が終わると赤い表紙の「結婚証」という小冊子が渡され、晴れて結婚が成立します。

中国のドラマで、夫婦喧嘩した妻が「離婚だ!」と叫んでこの赤い結婚証を破り捨てるという場面を見たことがありますが、中国人にとって結婚証は非常に大切な物のようです。

また、中国の日本領事館等にも届けないと日本において結婚が有効になりませんので、忘れないようにしましょう。

まとめ

今回紹介したのは、中国人と再婚したケースですが、他の国の人と結婚した場合でも共通する点があります。

考え方や習慣など違うことばかりなので、違って当たり前と開き直ることが大切です。

「言わなくても通じる」「あうんの呼吸」という言葉は、外国人と交際する場合は、頭から消し去った方がいいです。

「言わなければ通じない」というのが、スタンダードです。