人生において、トラウマを残す程の苦い経験となる離婚を2度も経験すると、誰でも少なからず臆病になったり、結婚に懲りてしまうものです。

それでも前向きに新たなパートナーを求めるのは、もはや人間の本能的なものなのでしょう。

どうしてもネガティブな離婚という経験も、逆説的にポジティブにとらえれば良い再婚ができるはずです。

それでは、バツ2で再婚する際の注意点と、再婚を成功させるコツを見ていきましょう。

バツイチ・バツ2の再婚後の離婚率

日本では、結婚した夫婦の3組に1組が離婚するという統計が出ています。

更にアメリカでは、再婚者の離婚率はなんと50%以上という以下のような調査結果もあります。

結婚歴離婚率
初婚50%
再婚(バツイチ)67%
再々婚(バツ2)73%
参考:The High Failure Rate of Second and Third Marriages|Psychology Today(英語)

なぜ離婚を繰り返す?バツ2の特徴

あくまでも一例ですが、バツ2の特徴として以下のような点が挙げられます。

婚活に焦り、周囲に流されたり、押し切られる形で再婚してしまう

バツイチで再婚を考える場合、「離婚歴」と「年齢」のために婚活に焦りを感じる人が多いです。

そのため、「これを逃したら次はない」という思考が生まれ、周囲に流されたり、押し切られる形で再婚してしまうケースがあります。

その結果、「こんなはずじゃなかった。」という後悔をしてしまい、2度目の離婚に繋がることがあります。

焦りは禁物!バツ2で再婚する際の注意点

再婚を考える前に、注意点を確認しておきましょう。

再婚する際の注意点1:お金の問題

バツ2にもなると、過去の離婚の際に、養育費や、離婚後の相手の生活費、慰謝料など経済的な負担を負っている場合も多いでしょう。経済的な不安が残っている状態で無理して再婚しても、決して上手くいくものではありません。再婚した後の生活費、自分の負担がいつ終わるのか、再婚したい相手の経済力などを勘案した冷静な判断が必要です。

再婚する際の注意点2:子供の問題

再婚する際に、自分や再婚相手の子供を連れて再婚しようとする場合、無視する事が出来ないのが子供の気持ちです。再婚相手と絆を深めることと同じくらいに、子供との絆を深めた上で再婚するのはとても重要なこと。小さい子供でも親の事を気遣って我慢をしている事もありますし、思春期の子供の場合は、友達の目を気にして「恥ずかしい」という感情を持つ子もいます。子供が理解しない再婚は決して良いものではありません。

再婚する際の注意点3:前の配偶者の問題

子供の養育や、金銭の受け渡しなどで離婚後も前の配偶者と連絡を取ることがあるでしょう。また、子供との面会が定期的にある場合など前の配偶者と顔を合わす機会もあるかと思います。前の配偶者との関係は再婚相手としては特に気にかかる所です。再婚したい相手には、前の配偶者との関係や、再婚後はどのような付き合いになるのかを話し合っておきましょう。

印象が悪いのは本当?異性がもつバツ2のイメージ

それでは、婚活している人はバツ2に対してどのような印象を持っているのでしょうか。

まず、ポジティブな印象としては

男性(32歳)
バツ1は周りに普通にいるので、バツ2でもあまり気にしない。
女性(29歳)
2回も結婚できるのは異性を惹き付ける魅力のある方なんだと思います。

次はネガティブな印象です

男性(33歳)
バツ1はよくある事だし…。でも、バツ2となると…
女性(35歳)
結婚生活には向かない方なんだろうと思います。

バツ2に対する印象をいろいろと調査しましたが、正直、ポジティブな印象の意見を探すのに苦労するほどです。「離婚はよくあること」とバツ1に対してはあまり否定的な意見は見られないのに対して、バツ2に対する印象はかなり厳しい意見が多いです。

バツ2と結婚しようとする相手が気にすること

他人からはネガティブな目で見られがちなバツ2ですが、パートナーはどんな事を気にしているのでしょうか。気になってはいても、なかなか切り出しにくい話題でもありますので、パートナーの事を思うのであれば、自分から切り出す勇気がほしいところです。

過去の離婚の理由

過去、離婚を繰り返してきたとなれば「何があって離婚をしたの?また繰り返すのでは?」とパートナーは心配しています。たとえ自分に非があった場合でも、勇気を出して、過去の反省もふまえてパートナーに話してあげて下さい。

前の家庭とのつながり

特に子供がいる場合ですが、再婚した後、前の配偶者が引き取った子供に会いに行くのか、または、自分が引き取った子供に前の配偶者を会わすのか。子供の心境も関わる複雑な問題です。

金銭的な事情

結婚生活を送る上でどうしても切り離せないのは、やはりお金の問題です。パートナーとしても気になるところ。
養育費や慰謝料などを支払っている場合、結婚して夫婦の財布を同じにするのであれば、毎月の支払日や支払い額、いつまで支払うのかをパートナーに話しておきましょう。

バツ2でも再婚を成功させるコツとは

バツ2であると言うことは、他の人よりもある意味特殊な人生経験を送ってきているということ。せっかくの人生経験をポジティブにとらえる事こそ再婚を成功するコツなのでは。

バツ2の再婚はハードルが高いのか?

先ほども触れたように、バツ2に対する印象は、かなり厳しい意見が多いのが現状です。それでもバツ2で再婚する人は沢山います。バツ2で再婚する人の特徴を見てみると、バツ2であることをあまり悲観していないのです。他人のバツ2に対する印象がどうあれ、自分は自分。「2度の失敗があるからこそ、今がある。だからこそあなたを幸せにすることが出来るんだよ」くらいな気の持ちようで異性に接する。ハードルを上げているのは、人の目ではなくて、自分の内心なのではないでしょうか。

婚活で出会いの機会を増やすことによって、余裕が生まれる

バツ2に限らず、婚活に焦りは禁物です。

婚活の焦りを解消するたった一つの方法は、積極的に婚活をして出会いの機会を増やすことです。

視野を広げることによって、心に余裕が生まれ、自分のペースでじっくりパートナーを探せるようになります。

出会いの方法は?婚活サイトのススメ

とは言うものの、第一印象から厳しい目にさらされているバツ2にとって、バツ2を理解してくれる人との出会いというのは、はじめの一歩にして最大の難関でもあります。
そこでおすすめするのが婚活サイトの利用です。
婚活サイトには様々なプロフィールの人が登録していて、バツ2であることを隠さずに自分のプロフィールを公開している人も沢山います。また、婚活サイトによっては、バツがついた人向けのイベントを開催している事もあり、理解ある異性との出会いを期待出来ます。また、しっかりした婚活サイトでは身元を証明する書類の提出を求めているところもあり、安心感があることもメリットです。

先手先手で不安を解消

良い出会いがあり、パートナーと結婚を考えた時、バツ2であることの後ろめたさ、パートナーを気遣うあまり言い出せない事もあることでしょう。
でも、自分が気にしていること、不安に思う事はパートナーも不安に思う事なのです。
パートナーよりも先に切り出す事で、それは誠意に変わります。大切なのは過去の反省と、「だから今は」ということを合わせて伝える事です。
パートナーは自分の事、結婚についてあなたが真剣なことを分かってくれるはずです。

まとめ

バツ2で再婚する際の注意点と、再婚を成功するコツについて紹介して来ましたが、バツ2には何かとネガティブな印象がついてまといます。

それは、他人の目であったり、自分の内心であったり。

ですが、バツ2というのは、離婚という人生の中でもハードルの高い出来事を2度も乗り越えてきたという事でもあります。

どんな経験でも無駄になることはありません。

後悔したい経験でも見方を変えれば、次に生かせる教訓です。次こそは良い結婚が出切るよう、前を向いて頑張って行きましょう。


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